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1月 企画が第一

   企画が第一

 あけましておめでとうございます。
昨年の1月の編集雑記に、「今年は勉強三昧の一年になりそうです」と書きました。ほんとうにその通りの一年になりました。4月までは児童書版元の助っ人をしており、目まぐるしく忙しい日々をすごしました。5月からは『三分間で語れるお話』の編集作業、7月に発売、そして暑い盛りに営業活動をして、初版3000部は11月になくなり、わずか1000部ですが重版しました。訳者の佐藤凉子さんが実演販売でものすごい冊数を売ってくださいました。たった1冊しか出版できなかったにもかかわらず、売り上げが好調でした。比較的時間はゆったり流れていましたので、一年を通して毎日日課を決めて勉強し続けました。その結果、思った以上の成果がありました。こんな贅沢なことは、仕事をしながらでは、めったに経験することができません。今年も継続中の勉強がありますので、何とか時間をつくりたいのですが、新年から期限を切られた編集仕事が入り、時間がない苦しい毎日が始まりました。いまは、時間こそ財産という思いがひしひしと迫ってきます。


 昨年はたくさんの本を読む時間も持ちました。富岡幸一郎さんから、佐藤優さんの書いた『国家の罠』(新潮社)がおもしろい、という話を聞き、『国家の自縛』はもちろんのこと、佐藤優さんが雑誌に書いたものはすべてといっていいほど目を通しました。『一冊の本』という朝日新聞社で出しているPR誌の2006年1月号に“佐藤優の世界“が特集記事で取り上げられていますが、たしかにこれほど読み応えのあるものを次々と書く人はめずらしく、この人を知ったことは、私にとって昨年の収穫の一つです。
 絵の世界にも憧れがあり、絵をもっとうまく描きたい、といつも思っていますが、心を揺さぶられるコミックに出会いました。『ギャラリー・フェイク』。友人が全巻貸してくれたので、これにもはまりました。美術の世界のおもしろさ、奥深さに驚くばかり。こんな面白くて役に立つ本を出したいなあ、と思いつつ読み耽りました。

 今年は、企画こそ第一、と肝に銘じて、地味で目立たなくても、いい本を出していこうと思っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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