有限会社 編(あむ)書房
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出版クラッシュ!?

* 真面目に言って目をみはる本です。まず、「へ〜え、そうだったの?」ということが山ほどあり、しかも昨日も行ったような書店がいっぱい出てきて、身近な感じがしました。著者三人ともけっこう生き生きと出版社の不幸をしゃあしゃあと言ってのける。ちょっとノリすぎの感もあるが勢いがあってよい。面白かったし、楽しかった。(N.O. 56歳 女性 翻訳家)

* 業界通の三氏の結論なき鼎談集という趣で、一気に読ませていただきました。発言や論旨に異議を申し立てる必要はなさそうです。(川口 正さん 男性 出版社勤務)

* 私は現在編集の学校に通っています。もちろん近い将来、自分の考えた本を作りたくて勉強している最中です。『出版クラッシュ!?』を拝読し、こんなにひどい状態なのかと少なからずショックを受けました。けれど、なぜか編集者になりたい。本をつくりたいという気持ちは薄れませんでした。きっと、波乱万丈の人生のほうが楽しそうに見えるからでしょうか。(粟野隆さん 33歳 男性)

* どんな時代にも本がなくては生きられない人種はいるのだからと過ごしてこられた出版・読書界にも、遂に発想の転換に迫られる時が身近に来ていることを痛切に感じさせられました。…時よ!ゆるやかに流れよ。本は噛み締めながら読みたいのだから。それにしても、この本は迫力があって一気に読みました。(小山内富子さん 70歳 女性 児童文学者)

*『出版クラッシュ!?』、地元の往来堂で購入し、一気読みしました。出版流通の構造的問題は、大枠において知っていましたが、 このように具体的な事例満載で説明してもらえると、リアリティが違います。知り合いの出版関係者には、さっそく「読め」と強制しています。ただ、ちょっと惜しいなと思ったのは、いくつかの論点で繰り返しが多かったこと で す。ぐっと薄くしてみる手もあったかな?というのは、素人の発想でしょうか。あと、タイトルに「?」がついていた点。内容的にはそうなのですが、腰の引けた印象も……。論者の名前と目次を理解すれば、誤解の余地はないのですが。いずれにしても、ナイスタイミングな出版だし、私はこういった本を作ろうという 心意気を絶対支持したいところです。個人的には、「ならば、川上の源流の著者としては、この問題をどう意識しながら 仕事をすればよいのだろう」というテーマが持ち上がりました。本を出すときの版元の選び方、営業、宣伝といった執筆&編集作業外の話につい て、担当編集者となにを意見交換すればよいのか、筆者にはなにができるのか。私はこれまで何冊か本を出しているのですが、たいていの場合、こうした部分に膨大な疑問と不満を抱えながらそれを回収、解消 できず……、だったので、今一度ちゃんと考えてみたいところです。編書房の存在は、遅ればせながら、この本ではじめて知りました。したたかに生き残って、本作りに関った人間みんなが「楽しかった」といえるお仕 事を、陰ながら期待いたします。(オバタカズユキさん 男性 コラムニスト) 

*「出版クラッシュ」一気に楽しく読ませていただきました。予告を見て、すごく期待していたんです。まさに時宜に適った凄い企画だなあと。メンツもこれ以上にない。でも中身はちょっと新鮮味に欠けてたかな。小田光雄は、他の二人に圧倒されて、今一つ元気がなかったり、ちょっと三すくみだった?章ごとの結論がはっきりしてないので、発言のインパクトは強いものの、すっと消えていく感じでした。まあ後腐れがなくていいのかも?(えっ、読み込みが足りない?!)とは言うものの、他人にはぜったいおすすめです。 とくに出版事情を知らない図書館員には読んでもらいたいですね。とにかくよくぞ出してくれましたという気持ちです。たくさん売れるといいですね。この後も面白い企画を期待しています。(田山健二さん 37歳男性 TRC勤務)

*こんな本が売れるの?と思って奥付けをみると二刷。へ〜え。しかし私も買っている。なぜ買ったのか。だって他に買いたい本がないんだから。ほんと。本屋や書店(その退行現象)に関する疑問がかなり明らかになった。願わくばこの理想に近い街の本屋が生き残ってほしい。パピルスの『本を書く』(アニー・ディラード著)は買って読んでいた。(岩崎保則さん 男性・47歳)

* 元業界(トーハン)の人間としては非常に面白かった。業界の恥部をズバリ切り込んであっぱれというしかない。掲載されるかどうかはわかりませんが、ジュンク堂の「書標」に"私のおすすめ本"として投稿しておきました。(諸岡弘さん 男性・59歳 仏教大学図書館司書)

* どうしようもなく立ち腐れていくという点では私の所属するメジャーの映画会社も同じ。今のままではクラッシュが目に見えていることに気がついても、経営者も社員も労組もどうしていいいかわからない。私は自虐的に「北朝鮮」と呼んでいる。今は追い出したが父子の独裁者が君臨していたところも似ていた。(池田浩子さん 女性・41歳 会社員)

最近、出版関係者から「本が売れない」という話をよく聞く。一部のベストセラーは目立っているが、大手出版社も初版の部数は抑えている。小売りに目を向ければ、巨大な書店が登場する一方で、町の中小書店は次々と閉鎖している。川上、川中では老舗をはじめとする多くの出版社や取次が廃業している。 これは消費者(読者)の活字離れが原因なのだろうか。いや、消費者(読者)からは「読みたい本が書店にない」という声を聞く。いったい出版界に何が起っているのか。この大テーマに書店、出版社での経験を持つ事情通の三人が取り組んだ。 本書は古い体質を持つ書籍ビジネスの構造問題を知る上で貴重だ。本書が社員一人の出版社から出されたことを考えると、一段と興味深い。(日経流通新聞2000.9.5付け朝刊 読書コラムに掲載)

 

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